メタバースへのビジネス展開は、その成功確率が極めて低いことが最近の調査により明らかになった。NTTデータグループのコンサルティングファーム、クニエが発表した報告によると、メタバース事業化の試みの9割以上が失敗に終わっている。
その理由として挙げられるのは、ターゲットが不明確であることや専門的な人材の不足などが挙げられます。調査では、メタバースビジネスの事業化に携わった約1800人を対象に、その成功と失敗のパターンを調査。成功した例はわずか8.1％に過ぎず、一方で失敗した例は全体の91.9％を占めた。
失敗した事業化の特徴としては、メタバースである合理性が説明できない、ターゲットや課題・ニーズの明確化が不十分、専門性を持つ人材の不足などが挙げられました。これらの点を改善することが、メタバース事業化の成功に繋がると考えられます。
そのため、メタバースビジネスを展開する企業は、その取り組みの意義を見つめ直し、ユーザーの課題やニーズに対応する形で事業化を検討することが求められるでしょう。また、専門的な人材の確保も重要な課題となります。
