世界一の富豪でありツイッターの元CEO、イーロン・マスク氏がドージコイン(DOGE)の価格操作とインサイダー取引の疑惑で集団訴訟に直面しています。彼の発言がドージコインの価格変動に影響を与えると主張する投資家たちは、マスク氏を訴えるクラスアクション(集合代表訴訟)の修正を求めています。
マスク氏のSNSの影響力が問題となっています。投資家らは、彼がSNSのプラットフォームを利用して仮想通貨市場を操作し、ドージコインの価格を不適切に吹き上げたと主張しています。また、マスク氏がSNS上でドージコインのロゴを自身のアイコンに使用した行動も、価格操作の一環として非難しています。
初めて訴訟が提起されたのは2022年の6月で、これはマスク氏がツイッターを買収する前であり、DOGEのプロモーションに興味を持ち始めた頃でした。それ以来、投資家たちは訴訟を2回修正し、マスク氏がドージコインのインサイダー取引に責任があると指摘しています。
新たに修正された訴状では、マスク氏が脆弱なアメリカ人たちの希望を利用して自身と自社を宣伝し、自己の資産を増やすために市場を操作したと非難しています。一方、マスク氏の法律チームは、彼の行為が詐欺に当たらないと反論しています。
マスク氏はまた、2022年10月にツイッターを440億ドルで買収しましたが、その価値は33%まで下落。彼は6月にCEOを辞任し、後任にはNBCユニバーサルの元担当者リンダ・ヤッカリーノ氏が就くことが発表されています。これについて、マスク氏はまだ公にコメントしていません。