Metaが新たなAI言語モデル「Llama 2」を発表
Metaの新たな大規模言語モデル
米国のテクノロジー企業Metaが、新たな大規模言語モデル「Llama 2」を発表しました。このモデルは無料で利用可能で、商用利用も許可されています。最大サイズの70億パラメーターモデルは、OpenAIの「ChatGPT」に匹敵するとMetaは述べています。
ダウンロードと利用方法
Llama 2のダウンロードには、Metaが提供するフォームから名前、メールアドレス、国、組織名を入力し、利用規約に同意する必要があります。Metaがこれを受理すると、専用のURLが送られてきます。これにより、MetaがGitHubで公開しているダウンロード用のスクリプトを使用して、Llama 2の各モデルをダウンロードできます。
モデルの性能と提供方法
Llama 2は、70億、130億、700億パラメーターの3種類のモデルを提供しています。それぞれのモデルには、ベースモデルとチャット向けに追加学習(ファインチューニング)したモデルが用意されています。性能評価では、Llama 2のチャット向けモデルはOpenAIの「ChatGPT-0301」やGoogleの「PaLM-Bison」に対して高い性能を示しました。また、MetaはMicrosoftを優先パートナーと位置付け、MicrosoftのAzure上でもLlama 2を利用可能にしています。
利用規約とライセンス
Llama 2の利用は無料ですが、月間アクティブユーザー数が7億人を超える製品で利用する場合は、Metaにライセンスを要求しなければならないと明記されています。