米SECへの申請
資産運用大手のフランクリン・テンプルトンは、2023年9月12日にビットコイン現物ETF(Exchange-Traded Fund)の申請を米国証券取引委員会(SEC)に提出しました。この申請は、業界におけるデジタル資産の進展を示すものとされています。
ファンドの構造
申請書によれば、このETFは信託として設計される予定です。カストディ(資産保管者)はコインベースが担当し、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンが現金の保管と管理を行います。また、このファンドの株式はCboe BZX取引所で取引される予定です。
規制とリスク
フランクリン・テンプルトンは、規制の不確実性からくるリスクについても言及しています。米国のデジタル資産市場は、不利な立法や規制の影響を受ける可能性があり、ビットコインやその他のデジタル資産の価値に影響を与える可能性があります。
今後の見通し
SECからの承認が得られれば、このETFはデジタル資産市場における新たなステップとなるでしょう。承認の期限は2023年10月16日とされています。
この申請は、フランクリン・テンプルトンが管理する資産が1.5兆ドルにも上る大手企業によるものであり、その影響力は計り知れません。