ネット閲覧機能の追加
OpenAIは9月27日、SNSプラットフォームX(旧ツイッター)にて、AIモデルChatGPTがインターネット閲覧機能を新たに搭載したと発表しました。これにより、ChatGPTはこれまでの知識制限であった2021年9月までの情報から、リアルタイムのウェブ情報へとアクセス可能となります。
Bingを利用した最新情報の検索
新機能の追加により、ChatGPTはマイクロソフトの検索エンジンBingを使用し、ユーザーの質問に対して最新の検索結果をベースに回答を生成することができます。これにより、ユーザーはより正確でタイムリーな情報を入手できるようになると期待されています。
サービス展開と将来展望
このアップデートは、初めに月額20ドルのChatGPT Plusとエンタープライズ版のユーザーに提供され、その後全ユーザーに向けて展開される予定です。OpenAIの評価額は、先日の報道によれば、最大で約900億ドル(約13兆4000億円)に達しているとのこと。
マイクロソフトとの連携
ChatGPTのインターネットブラウジングにBingが使用されている背景には、マイクロソフトとOpenAIとの強い連携があります。マイクロソフトはOpenAIの49%を所有し、OpenAIの収益見込みは今年は10億ドル、来年はさらに数十億ドルと投資家に語られています。
市場における位置づけと将来像
OpenAIは、ChatGPTの有料プランとAPIサービスを通じて収益を上げています。同社のサム・アルトマンCEOは、ChatGPTがGoogleのような既存の検索エンジンに取って代わることはないとしながらも、AIシステムが将来、そのような地位を占める可能性があるとの見解を示しています。
OpenAIのChatGPTが最新のインターネット情報にアクセス可能となるこのアップデートは、AIと人間のコミュニケーションの新たな一歩を示すものであり、今後の発展が期待されます。