ビットコイン、史上最高値10万5000ドルを突破：米国の準備資産化観測が追い風に

史上最高値更新、ドル建でも円建でも記録的な水準に

ビットコイン（BTC）の価格が12月15日、3.2%以上の急騰で10万5000ドル（約1600万円）を超え、史上最高値を更新しました。米国がビットコインを準備資産として採用する可能性が市場の楽観的な見方を支えており、仮想通貨市場全体の注目を集めています。

トランプ次期政権の影響と大統領令の可能性

ストライクCEOのジャック・マーラーズ氏は、トランプ次期大統領が就任初日にビットコインを準備資産に指定する大統領令を発令する可能性を示唆しました。マーラーズ氏は「規模は100万BTCには届かないが、かなりのポジションを取るだろう」と述べ、この動きがビットコイン市場のさらなる活性化を予測しています。

市場の成長見通し：2025年には20万ドルも視野に

資産運用会社ビットワイズとヴァンエックは、ビットコインが2025年までに18万ドルから20万ドルに達する可能性があると予測しています。半減期やETFの採用、マクロ経済要因などが引き続き価格を押し上げると見られています。

タイでもデジタル経済の実験が進行中

一方でタイでは、規制サンドボックスを活用した仮想通貨関連の実験が進行中です。同国政府は住民へのデジタル現金配布を行う一方、証券取引委員会が機関投資家向けの仮想通貨投資提案を進めています。タイの取り組みは、地域的なデジタル経済の発展を象徴する動きとなっています。

市場の未来に向けた期待

ビットコインの準備資産化や価格上昇の影響は、今後の仮想通貨市場全体に大きな影響を及ぼすと期待されています。特にトランプ政権下での政策決定が、ビットコインのさらなる普及と価値向上を加速させる可能性があります。