2023年5月10日、AI・人工知能EXPO【春】で行われた特別講演「【ChatGPT】AI文字起こし+AI要約がもたらす異次元の生産性向上」で、時空テクノロジーズの橋本善久氏が登壇し、AIの最新動向について語りました。
橋本氏は、AIの進化を「知のカンブリア爆発」と評し、特に生成AIの進歩が顕著であることを強調しました。画像生成AI「Midjourney」の9ヶ月間の進化や、AIによるリアルなグラビアアイドル画像の生成が話題となった「Stable Diffusion」の成功例を挙げ、これらの進歩が現代の「知のカンブリア爆発」を象徴していると語りました。
そして、橋本氏が特に注目するのが、OpenAIが開発したチャットAI、「ChatGPT」です。ChatGPTは、自然な会話を生成するだけでなく、プログラミングのサポートも可能となっており、橋本氏自身がChatGPTで作成したブロック崩しゲームのデモを披露すると、会場からは驚きの声があがりました。
さらに橋本氏は、自社の製品である「ログミーツ powered by GPT-3/4」を紹介しました。これは会議の内容を音声文字起こしし、その後の要約、校正、翻訳などをAIが自動的に行なうクラウドサービスで、GPTの知識がなくても容易に利用できるようになっています。
また、橋本氏は「GPTはまだ檻の中にいる」と指摘し、その可能性を大いに期待しています。GPT-4の登場により、テキストだけでなく、画像、動画、音声など、多様なデータの入力が可能となり、Microsoft 365ドキュメントやSFA/CRM、社内チャットやイントラネットなどとの連携も見込まれています。
これらの進歩は、企業の業務改革を大いに後押しすると橋本氏は語り、生成AIの可能性をいち早く探求し、それを活用することで、業務効率化だけでなく、より豊かな人生を送ることができると語りました。
また、橋本氏は、生成AIの利用がまだ普及の初期段階であるとも指摘しました。しかし、その可能性は無限大で、特にChatGPTのような高度な自然言語処理技術は、業務の効率化だけでなく、新たなビジネスモデルや創造的なアイデアの生み出しを支援する可能性を秘めています。
これからの時代、AIと共に働くことが日常的になると橋本氏は予測しました。それは、AIが単なるツールからパートナーへと進化することを意味します。そして、それは新たな「知の海」の出現を意味し、まさに現代の「知のカンブリア爆発」が起きつつあると述べました。
時空テクノロジーズの「ログミーツ」のようなサービスは、その波に乗るための第一歩となるでしょう。AIの力を借りて、より効率的かつ創造的な業務遂行を目指す企業にとって、ChatGPTといった先進的な技術の活用は避けて通れない道となることでしょう。
橋本氏の言葉を借りれば、「知のカンブリア爆発が起こる今、生成AIをいち早く触れて業務改革の先にある素晴らしい人生を送って欲しい」ということです。それは、生成AIを業務に活用することによって、新たな価値を創造し、その結果として人生を豊かにするという意味でもあります。
本講演は約1,000人の聴講者で会場が満員になるほど注目度の高いテーマでした。生成AIの利用はまだ始まったばかりですが、その可能性は無限大です。まずは無料で利用できる生成AIを試し、その可能性を自分の目で確認してみてください。そして、それが業務改革や新たなビジネスモデルの創出につながる可能性を見つけることができるかもしれません。