暗号資産大手取引所バイナンスが日本居住者向けに新たなプラットフォーム「Binance JAPAN」の設立を発表しました。これに伴い、2023年11月30日に日本居住者向けのグローバルプラットフォームの利用は終了する予定です。
「Binance JAPAN」は今夏から利用可能とのことで、具体的な開設予定日やサービス詳細は数ヶ月以内に発表される予定です。また、グローバルプラットフォームのユーザーは新たな本人確認（KYC）を経て「Binance JAPAN」に移行することが可能になるとのことです。この期間は2023年8月1日から11月30日までとされています。
バイナンスグローバルの取扱銘柄には、ネイティブトークン「BNB」など、現時点で日本市場に上場していない銘柄が多数含まれています。これらの銘柄が「Binance JAPAN」で取り扱われるかどうかに関心が集まっています。国内で取扱いを増やすためには、金融庁と日本暗号資産事業協会（JVCEA）の審査を経て、ホワイトリストへの登録が必要となります。
また、関連企業Binance （AP） Holdings Limitedへの全株式譲渡と新経営体制への移行を発表していた株式会社サクラエクスチェンジビットコイン（SEBC）は今年4月に、「Binance JAPAN」の開始を2023年6月以降に予定していると発表しています。しかし、SEBCの口座開設時に登録した個人情報は引き継がれず、新たなKYCが必要となるとのことです。
