導入
Web3の世界は、新たな技術の融合により、急速に進化しています。その中でも、NFT（非代替性トークン）とAI（人工知能）の組み合わせは、特に注目を集めています。この記事では、バンダイナムコ研究所とdouble jump.tokyoが開始したAI技術を採用したNFTプロジェクト「OASYX series2:RYUZO（龍造）」について詳しく解説します。
OASYX series2:RYUZO（龍造）とは？
double jump.tokyo株式会社は、バンダイナムコ研究所やAIや人工生命を研究するアトラクチャー株式会社と協力し、AI技術を採用したNFTプロジェクト、「OASYX series2:RYUZO（龍造）」を開始しました。このプロジェクトでは、合計で10,000体の育成型NFTが発行されます。ユーザーは「MARYU」（卵に相当）を手に入れ、これを「RYU」へと孵化できます。その後、「RYU」は育てることで成長し、第五世代まで新しい「MARYU」を生み出すことが可能です。
AI技術の活用
「RYU」の育成システムはAI技術を用いています。技術提供は、AI・XRなど先端技術の研究開発を通じて「エンターテインメントの新しい価値を創出」することをミッションとするバンダイナムコ研究所と、AIや人工生命を研究するアトラクチャー株式会社が行っています。
プロジェクトの監修
「OASYX series2:RYUZO（龍造）」プロジェクトは、バンダイナムコ研究所の現アドバイザーであり、Oasys発起人の一人でもある中谷始氏が監修を務めています。中谷氏は、過去に「鉄拳」や「ソウルキャリバー」シリーズ、そして「太鼓の達人」など、数々のヒットゲームを手掛けた著名なゲームクリエイターです。
OASYXシリーズとは？
OASYXは、Oasysが公式にIPを提供し、シリーズごとにレジェンドクリエイターを監修として起用する、ゲーマー向けのNFTプロジェクトです。国内外の様々なNFTプロジェクトとのコラボレーションを企画しており、Oasys上で展開されるゲームやOASトークンとの連動など、今後Oasysエコシステム内での強力なユーティリティーを付与していく予定です。
Oasysとは？
Oasysは、「Blockchain for Games」をコンセプトとするゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトです。初期バリデータ（チェーン運用主体）は現時点ではバンダイナムコ研究所などの大手ゲーム会社やWeb3企業など計25社で構成されており、合意形成アルゴリズムは環境面にも配慮したPoS（Proof of Stake）方式を採用しています。Oasysは独自のアーキテクチャでブロックチェーンゲームのユーザーに対して取引手数料の無料化と取引処理の高速化を実現することで、快適なゲームプレイ環境を提供します。
Website: https://www.oasys.games/
まとめ
Web3の世界は、NFTとAIの融合により、新たなエンターテインメントの可能性を開拓しています。「OASYX series2:RYUZO（龍造）」プロジェクトはその最前線に立つ一例であり、その進化と成長は今後も注目されるでしょう。
