新しいデジタル通貨「DCJPY」の登場
GMOあおぞらネット銀行が、ブロックチェーン技術を基盤とした新しいデジタル通貨「DCJPY」を2024年7月に発行する計画であることが、日経新聞により報じられました。この動きは、100以上の企業・団体、関係省庁から成る「デジタル通貨フォーラム」による事業の一環となっています。
デジタル通貨フォーラムの野望
デジタル通貨フォーラムは、企業や個人がデジタル通貨を介してシームレスにつながる世界を構築することを目指しています。ブロックチェーンのスマートコントラクト機能とデジタル通貨を組み合わせ、電子マネーのチャージ、物流・商流と金融の連携、証券と資金の同時受け渡し（DVP）の実現など、生活のあらゆる用途に使用できるデジタル通貨の開発を進めています。
DCJPYの最初の活用事例
GMOあおぞらネット銀行が発行するDCJPYは、初めに、再生可能エネルギーで発電したことを示す証書の取引と決済に導入される予定です。その後、電力料金の支払いや企業間決済などにも応用されることが計画されています。具体的には、インターネットイニシアティブ（IIJ）がDCJPYを導入し、データセンターで使用する電気が化石燃料を使用していないことを証明する「非化石証書」をデジタル化し、その売買の決済にDCJPYを使用するとのことです。
