現物型ビットコインETF、承認の可能性に注目が集まる
米証券取引委員会(SEC)が間もなく、暗号資産業界から注目を集めている12件の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の申請に対して重要な決断を下すことが予想されています。ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏とエリック・バルチュナス氏によると、11月9日からこの「決断の窓」が開くとのこと。ここには、注目のグレースケールのGBTC信託のETFへの転換申請も含まれていますが、これらの申請が承認されることは確約されていません。
グレイスケール、SECとの対話を継続
暗号資産運用大手のグレースケールは、GBTCをETFに転換するためにSECとの協議を積極的に進めていると報じられています。今年8月の法廷での勝訴以来、グレースケールはSECの取引・市場部門及び法人金融部門と協議を重ねてきたと関係者は伝えています。
暗号資産市場に漂う楽観論
ビットコインETFの承認可能性が高まる中、暗号資産市場はこの数ヶ月で見るからに活気づいています。ビットコイン価格は30%以上の上昇を記録し、その波はソラナ(SOL)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)といった他の主要な暗号資産にも及んでいます。
業界の期待と慎重な見方が交錯
ETFの承認が次の強気相場をもたらすと確信している業界関係者がいる一方で、持続的な上昇を疑問視するアナリストもいます。今後のSECの動向が市場に与える影響は計り知れないものがあり、投資家たちはその決定に息を呑んで待っています。