過去最高値の瞬間とその後の反転
ビットコインは、2024年3月6日0時ごろ、過去最高値の1BTC=69,000ドルに到達しました。この記録は、2021年11月以来、約846日ぶりの快挙でした。しかし、その後ビットコインは急落し、14%の下落を記録しました。一時は59,000ドルまで下落し、円建てでは1,000万円台を下回る状況に。この動きは、ソラナ(SOL)やBONKなどの主要アルトコインやミームコイン銘柄にも影響を及ぼしました。
利確売りの加速
特にネガティブなニュースが原因であったわけではなく、米グレースケールのビットコインETF「GBTC」からの大量のビットコイン流出が観測されました。また、BitMEXリサーチによると、ブラックロックやフィデリティなどのビットコインETFからも大規模な資金引き上げがあったと報告されています。これらの動きは、機関投資家による利確売りが加速したことを示唆しています。
ビットコインETFと市場の反応
ビットコインETFの資産規模は、ローンチ直後の約300億ドルから7週間で500億ドル規模に膨らみました。この価格上昇の背景には、ビットコイン現物ETFが米SECによって承認され、機関投資家の資金流入が加速したことがあります。しかし、今回の急落は、コインベースやマイクロストラテジーなどの仮想通貨関連株にも大きな影響を与えました。