米経済指標が市場に与える影響
最近のCPIおよびPPIの発表は予想を上回り、米連邦準備理事会（FRB）の利下げ期待を後退させました。これにより、ビットコインは一時65,000ドル台まで下落し、米国株も続落しました。市場は現在、6月の利下げを見込んでいますが、一部では7月に先送りされる可能性が浮上しています。
今後の市場動向
来週のFOMC会合では、5会合連続の金利据え置きが予想されており、市場は利下げ開始に関する議長の発言に注目しています。また、日銀は19日の政策会合でマイナス金利政策の解除を決める見通しで、これが実現すれば住宅ローン金利や銀行定期預金の金利上昇、円高による物価低下の可能性が高まります。
仮想通貨市場の反応
ビットコインは73,000ドルの高値から急落しましたが、仮想通貨関連株は反発しています。コインベースは+3.7%、マイクロストラテジーは+6.2%、マラソン・デジタル・ホールディングスは+5.9%となりました。これらの動きは、ビットコイン市場における投資家の利確動向と、経済指標発表による市場の反応を示しています。
