古いビットコインが動く：半減期前の注目事例
3日後にビットコインの半減期を控える中、2010年にマイニングされ、長期間動かされていなかった50BTC（約4.8億円相当）が送金されました。これらのビットコインは2010年4月に採掘されたもので、当時の市場価値は非常に低かったとされています。最近、これらのコインは米国の暗号資産取引所コインベースへ送金されたことが確認され、売却計画があるのではないかと見られています。また、これらのビットコインは以前クレイグ・ライト氏とデイブ・クレイマン氏の間の法的な争いに関連して言及されたことがあり、「Tulip Trust」と呼ばれる信託の一部である可能性が指摘されています。
イーサリアムの大規模売却：DeFi活用の影響
一方で、イーサリアムの大口保有者がバイナンスで10,701ETH（約51億円相当）を売却しました。この取引により、該当のアドレスは400万ドル（約6億円）以上の損失を記録したと報告されています。このアドレスは以前にも大きな損失を経験しており、その投資戦略に疑問の声が上がっています。販売されたイーサリアムはDeFiプラットフォームCompoundに預けられていたもので、その後の借入れに関連していたとされています。地政学的なリスクなどによる市場の変動が、このような大規模な取引の背景にあると見られています。
これらの動きは、暗号資産市場における大規模な資金の流れや、特定のアドレスに関連する戦略が市場にどのような影響を与えるかを示しています。また、半減期を迎えるビットコインや、地政学的な不安定性が影響するイーサリアムなど、各通貨の動向が投資家には重要な情報源となります。
