音声対応AIサービスの開発プロセスを簡略化
オープンAIは10月1日、開発者が音声対応AIサービスを容易に構築できる新たなツール群を発表しました。これまで必要とされていた3つ以上のプロセスを1つに統合し、リアルタイムでの音声対応を可能にしています。従来のプロセスでは、音声の指示内容をテキスト化し、その後に文章AIモデルで回答を生成し、さらに別のモデルで音声に変換するという手順を踏んでいましたが、新ツールはこれを一括で行います。
開発者向けの試験提供を開始
今回のツール群は、開発者向けに試験提供が開始されており、リアルタイムの音声対応サービス構築を大幅に簡略化し、AI技術を活用したアプリケーション開発が加速する見通しです。オープンAIの収益の大部分は、同社のAI技術を用いた自社アプリを開発する企業から得られています。
競争激化の中での新たな動き
この動きは、グーグルの親会社アルファベットなどテクノロジー大手がAIモデルを活用したサービスを提供する中で、競争が激化する中でのものです。動画、音声、文章など多様なデータを解析可能なAIの導入が拡大しており、オープンAIもこれに応じた新技術を開発・提供しています。