1. 過去の弱気相場とは異なる動き
ビットコイン(BTC)は、最高値10万9350ドルから30%下落し、3月11日に7万6700ドルまで下落しました。しかし、2021年の弱気相場では40%以上の下落が発生しており、今回の調整はそれと比較すると緩やかで、完全な弱気相場入りではないとの見方があります。
2. ドル指数(DXY)の動向
2021年の暴落時は、米ドル指数(DXY)が92.4から96.0に急上昇しました。しかし、今回はDXYが2025年初めの109.2から104まで低下しており、ドルの弱含みがビットコインの底堅さを支えています。
3. ビットコイン先物市場の安定
先物市場のデータによると、3月2日から11日の19%の価格下落にもかかわらず、年率プレミアムは4.5%を維持。さらに、無期限先物の資金調達率もゼロ付近を推移し、ショート(売り)圧力が高まっていないことから、市場のバランスが保たれています。
4. マクロ経済とリスク資産市場の影響
米国の政府閉鎖リスクや不動産市場の危機が浮上する中、投資資金がビットコインなどの希少資産に流れる可能性があります。特に、米住宅市場ではローン延滞率がサブプライム危機時を超える水準に達しており、今後の動向が注視されています。
ビットコインの回復には、米ドルの動向やマクロ経済の影響が大きく関わるため、今後の市場動向に注目が集まっています。