暗号資産の世界は、10年以上に渡って静止状態にあったビットコインが突如として動き出した事象で話題となりました。ブロックチェーン分析企業Lookonchainによると、なんと52億円相当のビットコイン(約1,432BTC)が、長い眠りから覚め、移動したのです。
この動きはBitInfoChartsというデータ分析プラットフォームを通じて確認されました。当該ビットコインが初めて預けられたのは2013年4月9日で、その時の価格は1ビットコインあたり195.4ドル(約2万7,140円)でした。
昨日の14時23分、この大量のビットコインが一つのアドレスから別の新しいアドレスへと転送されました。このような大量のビットコイン移動は、市場における売り圧力を示す可能性があり、投資家達から高まる注目を集めています。
この新しいアドレスには初めてビットコインが送金され、現時点での残高は1,432.93BTCとなっています。しかし、このビットコイン移動の具体的な目的については、まだ明らかになっていないのが現状です。
昨年4月には、9年以上休眠状態にあったビットコインが2日間で連続して移動されるという出来事がありました。その時は、古いウォレットから新しいウォレットへビットコインが避難させられている可能性が示唆されました。
LookIntoBitcoinの最新データによれば、10年以上移動されていないビットコインは全供給量の約14%を占めています。これからどのような動きが見られるか、市場の注目は高まるばかりです。