話題沸騰中のAI生成アートが、近年さらに一歩を踏み出しました。なんと、これらの一部はQRコードとして機能するアート作品になっているのです。SNSを中心に「驚異的」「画期的」として高評価を獲得しているこの現象を詳しく解説します。
出典元:オタク総研 https://0115765.com/archives/29991
この画期的なAIアートは、画像生成AI「Stable Diffusion」を活用して作られています。特に注目すべきは、Stable Diffusionの拡張機能「ControlNet」の助けを借りて、これらのアート作品が誕生したことです。通常、Stable Diffusionはテキストプロンプトを指示として受け取り、それに基づいた画像を生成します。しかし、ControlNetの導入により、より具体的な「構図」や「ポーズ」の指示をAIに与えることが可能となり、精度の高い結果が期待できます。
今回、話題となった作品では、具体的には既存のQRコードを「構図」としてAIに読み込ませ、これに基づいたイラストを生成しました。驚くべきことに、これらのイラストはQRコードとして正常に機能します。この一連の試みはSNS上で広くシェアされ、「革新的」、「信じられない」という感想が多く寄せられています。
AIを使って装飾されたQRコードだそうです。どれもこれも、普通のビジュアルとしてそもそもの完成度が高い。ドット絵のように柄をつけた、かつてのデザインQRとは雲泥の差がありますね。新しい時代が始まる予感。https://t.co/FSXU11nVZK pic.twitter.com/7PGtXrohu6
— IDEAFUL 嫉妬レベルの世界のアイデア (@ideafuls) June 6, 2023
QRコード自体は、日本のデンソーウェーブが開発した情報保持媒体で、その耐久性と信頼性で知られています。「全体の30%が破損しても正確な情報を読み取ることができる」という特性は、AIと組み合わせることにより新たな表現力を発揮しています。
この新たな試みは、AIアートの可能性をさらに広げるもので、画像生成AIの進化とともに、我々が体験するアート作品の形もまた変わり続けることを示しています。