バイナンスのロシア市場撤退
大手暗号資産取引所バイナンスは、27日にロシア事業を新興仮想通貨取引所CommEXに全て売却することで合意したと発表しました。バイナンスは、ロシアでの事業が同社のコンプライアンス戦略に合わないと判断し、完全に同国から撤退することとなりました。売却額については非開示です。
ユーザーへの影響と移行手続き
既存のロシアユーザーは移行手続きを行うことになりますが、バイナンスは移行がスムーズに進むように最大1年の期間を設けると発表しました。また、ユーザーの資産は全て安全に保護されると強調しています。
CommEXについて
CommEXは、26日に正式にローンチされたばかりの仮想通貨取引所です。プラットフォームでは、現物取引、先物取引、P2P取引が可能で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を高い流動性で取引できます。一方で、CommEXについてバイナンスが詳細を説明していないことから、コミュニティ内で様々な憶測が広がっています。
バイナンスの今後の展望
本文4: バイナンスは、ロシア撤退後も100超の国々での運営に特化していく方針です。同社の最高コンプライアンス責任者は、「我々は、長期的にWeb3業界が成長すると今でも確信している」とコメントしています。
トルコ市場への注目
バイナンスの最高マーケティング責任者(CMO)は、トルコのイスタンブールを仮想通貨のハブ(中心地)の1つと評価しています。トルコ市場は、仮想通貨保有者や取引所、スタートアップのエコシステム、投資活動が活況にあるため、学べることが多いと述べています。